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「離婚してやる」「慰謝料を請求してやる」などとテレビドラマのような修羅場を迎えている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、実際に慰謝料を請求するとしても、どのように請求するのか、慰謝料の相場はどのくらいなのか全く分からないというケースも多いでしょう。
慰謝料といっても、支払義務や金額についての合意ができない場合に、慰謝料を請求することは困難です。
慰謝料とは、相手の浮気や暴力など相手方の有責不法な行為によって「精神的苦痛」を受けたことに対する損害賠償金です。
慰謝料が認められる典型的なケースは、不貞や暴力です。
慰謝料が認められるケース
◎不倫や浮気
◎配偶者に対する暴力行為
◎生活費を渡さないなどして配偶者としての義務を果たしていない
◎通常の性的交渉の拒否
慰謝料が認められないケース
×相手方に離婚の原因がない
×お互いに離婚原因の責任がある
×「価値観の違い」など、離婚原因に違法性がない
もっとも、慰謝料が認められるケースだとしても、それらの事実自体が存在したのかどうかが争いになることも多くあります。
前提事実自体が争いになっている場合には、何といっても証拠が必要となります。
お持ちの証拠が裁判でも通用する証拠なのかどうか心配な方もいらっしゃると思いますので、お気軽にご相談ください。
また、証拠が無いという場合でも、今からでも証拠を入手できる可能性もあります。
証拠があるケースでも金額について争いになることも多いでしょう。相場の問題です。
裁判では、次のような基準から、慰謝料の金額が決まっていきます。
① 有責性の程度
② 婚姻期間
③ 子の有無、年齢
④ 精神的苦痛の程度
⑤ 相手方の資力(経済力)など
実際には、150万~300万円程度が平均的といえます。
慰謝料の金額について合意ができたとしても、実際に支払ってもらえるのかという視点も極めて重要です。
当事務所では、多数の慰謝料事件を手がけておりますから、早期解決を目指し、お気軽にご相談ください。